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三沢厚彦 アニマルズ05
MISAWA Atsuhiko ANIMALS05

2005年5月10日(火)−6月4日(土) 西村画廊



Animal-05(マルミミゾウ)
2005 camphor wood, oil 
217 x 160 x 337 cm

 
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西村画廊では5月10日(火曜)より6月4日(土曜)まで三沢厚彦の個展「アニマルズ05」を開催致します。>>三沢厚彦プロフィール

三沢厚彦は当画廊での初個展「アニマルズ」(2000年)で、シマウマや犬など実物大の動物たちを荒削りの楠に油絵具で着彩する手法で表現した木彫作品を発表し、生き生きとしたかたちとどこか人間のような佇まいの動物たちの作品で大きな反響を得ました。この展示を機に2001年に第20回平櫛田中賞を受賞しました。当画廊での「アニマルズ02」(2002年)、ドローイング展「動物たち」(2003年)の他、群馬県立館林美術館でのグループ展「動物、アートとなる」(2003年)などにも出品し、精力的に活動を続けています。2004年には初めての翼のある動物、コウモリの木彫を発表し、新たな展開が期待されています。今年の1月には第15回タカシマヤ美術賞を受賞し、現在もっとも注目されている彫刻家の一人です。>>作品集『アニマルズ』

西村画廊では第4回目の個展となるこの度の展覧会では、ゾウ、キツネザル、ブルドッグ、カエルといった初制作の動物を含めた、大きさもかたちも様々な動物の木彫作品10数点とドローイング数点を展示します。「初夢で象をつくっている夢を見て、感触がとてもよかったので正夢にしたいと思った」と三沢が述べる、どっしりとしたゾウを中心として、そのヴォリュ−ムと存在感に調和するように小さな動物たちが配置され、印象的な展示空間をつくりだします。写実的にかたちを追求するのではなく、個々の動物の特徴や雰囲気を大らかにとらえて再現した作品は、一つ一つが豊かな生命力を感じさせます。立ち上がった縞模様の長いしっぽが特徴的なキツネザルや、地面をしっかり踏みしめて立つブルドッグ、ユーモラスな小さな目をしたブタなど、魅力的でユニークな存在感を主張する作品にご期待下さい。


 





 
 
     

三沢厚彦「アニマルズ05」

8ページ / カラー図版 8点

定価 300円