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小林孝亘 ドローイング「うさぎとトランペット」
Takanobu Kobayashi : Drawings for 'Rabbit and Trumpet'
2004年3月2日(火)〜3月27日(土)  西村画廊

 

 


"うさぎとトランペット No.4", 2003
pencil on paper, 14.3 x 18.6 (9.9 x 13.3) cm


"うさぎとトランペット No.28", 2003
pencil on paper, 14.3 x 18.6 (9.9 x 13.3) cm

 
 


"うさぎとトランペット No.25", 2003
pencil on paper, 14.3 x 18.6 (9.9 x 13.3) cm


"うさぎとトランペット No.2", 2003
pencil on paper, 14.3 x 18.6 (9.9 x 13.3) cm

 
 

"うさぎとトランペット No.55", 2003
pencil on paper, 14.3 x 18.6 (9.9 x 13.3) cm



"うさぎとトランペット No.179", 2003
pencil on paper, 14.3 x 18.6 (9.9 x 13.3) cm

 
 
 
 

西村画廊では3月2日(火)より3月27日(土)まで、小林孝亘ドローイング「うさぎとトランペット」を開催致します。

小林孝亘は、昨年熊野古道なかへち美術館で個展「ひかりのあるところへ」を開催し、東京都現代美術館の「MOTアニュアル days」や水戸芸術館の「こもれび展」に出品するなど、精力的な活動を続けています。また、昨年秋には当画廊での第6回目の個展「波打ち際で」で人物の全身像を描いた新シリーズ”Sunbather(日光浴する人)”を発表しました。今年は、4月24日より目黒区美術館で「小林孝亘展ー終わらない夏」が開催され、初期の潜水艦シリーズから最新作まで、大作中心に約30点が展示される予定です。

今回の西村画廊でのドローイング「うさぎとトランペット」では、公明新聞に昨年4月より本年3月まで連載の中沢けいの小説『うさぎとトランペット』のために、小林孝亘が描いた挿画の中から約50点の原画を展示します。日常的な場面に突如訪れる一瞬の隙間や、人物のとらえどころのない表情などが、大切に描き込まれたドローイングは、小説の登場人物や一場面にとどまることのないイメージの広がりを持っており、一枚一枚が見る者に深い印象を与えます。新聞連載小説の挿画という時間的な制約を感じさせない、うつろう光と影や細やかな心情を繊細に表現した、小林の確かな描写力と感性にご期待下さい。