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  小林孝亘 KOBAYASHI Takanobu  
     
     
  2018年3月10日(土)- 4月21日(土)
日・月・祝日休廊 但し3月19日(月)は開廊
 
     
     
 

西村画廊では、2018年3月10日(土)から4月21日(土)まで「小林孝亘」展を開催します。
本展では森や、森を舞台にした2014年以降の作品を中心に、1990年代のドローイング10数点、約20年振りに描く犬の絵などの最新作2点をあわせて展示します。
小林にとって森は、20年近く描きつづけている重要なモチーフの一つです。森の中の道や木立といった森そのものを題材にした作品から、森と何か——森の中に置かれた不可能なバランスの積木や不可解な大きさの壷など——を描いたものまで、これまで多様な形で森を表現して来ました。

小林は1960年東京に生まれ、1986年に愛知県立芸術大学美術学部油画科を卒業しました。1990年代半ばから注目を集め、西村画廊(1996年〜)、国立国際美術館(2000年)、目黒区美術館(2004年)、横須賀美術館(2014年)での個展をはじめ、これまで国内外の数多くの展覧会に出展してきました。一昨年は初のエッセイ集「ふつうの暮らし、あたりまえの絵」(求龍堂)を出版し、昨年その特装版(ドローイングとスノードーム付)を限定50部で発行、当画廊で刊行記念展を開催しました。小林はこれをきっかけに初めてスノードームをモチーフにした絵を制作しましたが、今回の個展でも、ベッドの上を雪が降る非現実的な光景のスノードームを描いた作品《Snowdome–bed》(2017)を展示します。
現在は、六花亭が運営するギャラリー柏(札幌)で個展を開催中(〜2月12日)で、求龍堂の作成による同展覧会カタログも発刊されました。本展では、この六花亭の展覧会のために描いた新作も数点展示します。また、日比谷図書文化館で2月18日まで開催中のグループ展「DOMANI・明日展 PLUS 本という樹、図書館という森」にも参加しています。

小林は大学を卒業後9年近く描きつづけた「潜水艦」の時代を経て、器や枕など日常的なものを題材に、普遍性と光に重点を置いた絵画を制作してきました。奇をてらうことなく、常に時流から一定の距離を保ち、地道に自身の内側を手探りしながら新たな表現を獲得してきた小林の作品は、モチーフは様々であれども、「存在」の不思議を感覚させる共通の気配を湛えています。

当画廊では1年振り15回目となる小林孝亘の個展に、どうぞご期待ください。
皆様のご来廊を心よりお待ちしております。

 
     
     
     

  Dog-blue

2018
oil on canvas  72.7 x 60.6 cm

 
       
       
       
  Light

2015
oil on canvas  41 x 41 cm

 
       
       
       
  Block
 
2015
oil on canvas  91 x 91 cm
 
       
       
       
 

Inverted Vessel
 
2017
oil on canvas  72.7 x 61 cm


 
       
       
       
 

Home
 
2017
oil on canvas  194 x 162 cm

 
       
       
       
 

Snowdome-bed
 
2017
oil on canvas  100 x 100 cm