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  三沢厚彦 アニマルズ 2016
 
  MISAWA Atsuhiko ANIMALS 2016  
     
  7 June - 9 July, 2016  
 
 
 

西村画廊では2016年6月7日(火)から7月9日(土)まで、現代の彫刻表現を牽引する存 在として最も注目を集めている作家の一人、三沢厚彦(1960年、京都府生まれ)の新作展 「ANIMALS 2016」を開催いたします。

三沢は1989年に東京藝術大学大学院修了後、流木やプラスティックなどを寄せ集めた 大型のアサンブラージュ作品を経て、2000年に木彫彩色による動物彫刻「ANIMALS」のシ リーズを制作開始、同年に開催した西村画廊での初個展で発表しました。同展は大きな 反響を呼び、翌年三沢は第20回平櫛田中賞を受賞します。2007-08年には平塚市美術 館を皮切りに全国5館で巡回展、その後も毎年各地の美術館で大々的な個展が開催され ている他、作品集や絵本といった著作も多数刊行されるなど、旺盛な活躍を継続していま す。今後は、2016年夏に大分市アートプラザで個展、ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡)で グループ展が予定されています。

三沢は、巨大なゾウやキリンから小さなヤモリやネズミ、ユニコーンやペガサスのよう な架空の存在まで、多種多様な動物をほぼ等身大の姿で樟から彫り起こします。それら 「ANIMALS」は、愛らしい表情を湛えながらも凛然とした清々しい雰囲気を宿しており、表 面に残る荒々しくも繊細な鑿痕も相まって、思わず触れたくなるような親密さ、量感あふれ る独特の存在感を放っています。

「動物」と一口に言っても、我々の概念の中には、獣としてのそれだったり、物語の登場 人物やぬいぐるみなどのようにキャラクター化されたそれだったりと、様々な様相が混在 しています。それらの内のどれでもなく、もしくはどれでもあるようにも見える三沢の彫刻 は、我々の内側に在る「動物」という概念をそのまま抽出したかのようにシンボリックであ り、それゆえ鑑賞者に多様な解釈を許します。彼の「ANIMALS」が底知れない不可解さと 強い魅力を発し、見る者に一過性で終わらない深い感動をもたらす所以は、こうしたとこ ろにあるのかもしれません。

今回の新作展では、高さ約160cmの座ったライオンをはじめ、クマ、ネコ、タヌキ、ウサ ギ、カエルなど大小様々な「ANIMALS」が約10体集合します。
当画廊では約4年振りとなる三沢厚彦の個展に、ぜひご期待ください。皆様のご来廊を 心よりお待ちしております。


 
 


 
 
 
     
 

Animal 2016-01 2016
camphor wood and oil  162 x 120 x 180 cm
撮影:渡邉郁弘

 
 
 
 
 
     
 

Animal 2016-03  2016
camphor wood and oil  96 x 53 x 55.5 cm
撮影:渡邉郁弘

 
 
 
 
 
     
 

Animal 2014-02  2014
camphor wood and oil  58.5 x 22.5 x 96 cm
撮影:渡邉郁弘

 
 
 
 
 
     
 

Animal 2016-04  2016
camphor wood and oil  35.5 x 17.5 x 41 cm
撮影:渡邉郁弘

 
 
 
 
 
     
 

Cat 2015-02 2015
camphor wood and oil  37 x 14.5 x 86.5 cm
撮影:渡邉郁弘