西村画廊では11月15日(火)より12月10日(土)まで「英国作家の版画展」を開催致します。
20世紀の最も重要な潮流の一つであるポップ・アートが1950年代半ばにイギリスで誕生して以来、美術にとどまらず音楽・ファッションなど様々な方面で、イギリスは1960年代の「スウィンジング・ロンドン」と呼ばれる輝かしい時代を迎え、世界の文化の中心として確固たる地位を得ました。以後も世界をリードしながら発展を続けたイギリス美術界は、現在に至るまで多くの重要な作家を排出しています。リチャード・ハミルトンら6名の作家の版画約20点を展示し、ポップ・アート以降のイギリス美術の歩みを通観したいと思います。
宗教画の伝統的なテーマである「受胎告知」を現代的に表現したリチャード・ハミルトンの最新版画"The
Annunciation" 、ピーター・ブレイクが手掛けたアルファベットの頭文字をテーマにした連作版画から、ブレイクが敬愛する人物のブロマイドや雑誌の切り抜きを並べた作品"I
for Idols" 、デイヴィッド・ホックニーが二匹の愛犬であるダックスフンドをエッチングで表した"Dog
Etching"、またはブリジット・ライリーのシルクスクリーン"Blue
and Pink"などを展示します。
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